今年は、湿気を帯びたような日が多く『春夏秋冬』の季節の変り目をあまり感じることができませんでしたが・・
外に咲いている花々を家のなかに飾り愛でることで季節を感じるひとときは、お花に『ありがとう・・』と感謝したくなります💗。
10月17日・・
朝のお散歩の河原にコスモスが群生していたので、少しだけおすそわけしてもらってきました。
コスモスは、やっぱり秋を感じさせてくれます。
風にゆれて咲くコスモスをイメージして、色んな向きに挿すと自然な感じになります。
さらに・・
白いコスモスが素敵だったので、我が家のジニアとあわせた『花あしらい』をしてみました。
コスモスをフォーカルポイント(主役になる花を一番、目につくようほぼ中心にする)にして、ジニアを『へ』の字にみえるように挿す(これは逆への字)ことで、お花をバランスよく挿すことができます。
↓こちらは、野根菊の3つのつぼみで動きをだし、コスモスやジニアも花の向きを意識することで『躍動感』を感じさせることができます。
つぼみも『フラワーデザイン』するうえでは、良いアクセントになります。
ここで注意するポイントは・・
下に配した野根菊のつぼみが下に垂れているように見えますが、実際にはつぼみの先は上に立ち上がっています。
下の方に花を入れるときには、先端が太陽の方に向って立ち上がっているか、横に伸びようとしているかを見極めて挿すことで、うなだれていたり、枯れているように見えなくなります。
さらに・・
写真だと正面の一方向だけしか見えませんが、実際に目でみるときには全体に目がいきますので、奥の方にも花をいれることで奥行きのある作品にすることができ・・
上から見たときにも『バランス』が整っていると、まとまりのある『デザイン』に仕上げることができます💖。
↓こちらは、野根菊の花やコスモスや、日々草の葉っぱ(夏から挿したままです)の向きで小さな『動き』をだしています。
写真だと、わかりずらいと思いますが、右下の野根菊の花は、小さくですが上に立ち上がっています🌞。
すべてのお花が正面を見ているように挿すとデコラティーフ(装飾的)で華やかにはなりますが『静止』した飾りもののようなお花になってしまいますので・・
このように花や枝の向きを変えたり、段差をつけることで、小さな『動き』をだすと、植物に自然な姿の表情がでて、生き生きとした『フラワーデザイン』にすることができます✨。
小さな『花あしらい』であっても、以上のことを気にかけながら挿すことで『フラワーデザインの基本』を学ぶことができます。
10月25日・・
今年は、あまり花をつけてくれませんでしたが、フジバカマが咲き出しました。
フジバカマを見ていたら、京都にいた頃『KBS京都』が『藤袴プロジェクト』をとおして・・
京都の文化や自然環境を守ることの大切さを感じてほしいという活動をしていたことを思い出しました。
実は『京都御苑』の前にある『KBS京都』は、自転車で通った保育園への通勤路だったのです。あ~、京都が懐かし~い。
そんな想いを表現するために『華道』な感じの『フラワーデザイン』にすることにしました。
剣山を二つ用い、フジバカマとハクチョウゲと秋海棠を左奥に、ジニアと秋海棠を右手前に配し・・
我が家の『庭の秋』を表現してみました。
フジバカマを水揚げするときは、花先まですっぽり新聞紙でくるんで、茎の先だけ出したらライターなどで焦げ目がつくまでしっかり焼いて、水に半日以上つけます。
あとは・・
フジバカマも秋海棠も、花の姿をよくみて、自然ななりに挿すことで水が揚がった状態を長く保つことができるので、花持ちがよくなります。
もし、自然ななりに挿していないと、すぐに水が下がって枯れてしまいますので注意が必要です。
ハクチョウゲを左右に広げて挿すことで、ジニアとのつながりができ、スケールの大きな作品にすることができました💫。
10月30日・・
5日後には、少し枯れてきた秋海棠をとりました。
ハクチョウゲの花が、ちらほら咲きだしました。
11月3日・・
9日後には、フジバカマが少し枯れてきたのですべてとり、元気のないジニアもとったあと、ハクチョウゲの配置を変えて『リニューアル』してみました。
11月5日・・
いよいよジニアも変色してきたので、まだまだ元気なハクチョウゲをお気に入りのビンに移してあげました。
こんなさり気ないグリーンでもリビングに飾るとお部屋の雰囲気が和みます🍀。
ハクチョウゲの花は、春に咲きますが、秋でも咲くことがあるのですね。
近くによって、可憐なお花を愛でます💞。
10月25日・・
上記の『華道』の作品を制作したあとに残った秋海棠とフジバカマで、さらに2作品『フラワーデザイン』してみました。
といっても、ひとつ目の作品は、秋海棠の葉っぱだけを小さなビンに配しただけですが、後ろ姿になんとも惹かれてしまいます🌟。
茎の節目の赤と葉っぱの葉脈を見ていると、生き物が放つ『精気』というか『艶』を感じ『生きているね!!』と思わずつぶやいてしまいます。
11月10日も、まだまだこのまま元気にしています✨。
10月25日・・
もうひとつの作品は、秋海棠の花が終わった先のほうについた丸っこい小さな実が、とても愛おしく、秋海棠の葉っぱもハート型をしているので・・
フジバカマも秋海棠も『和』な雰囲気のお花ですが、ハート型の『天使の花瓶』に挿してみると・・
『クラシカル』な雰囲気になりました💗。
11月11日・・
元気がなくなったフジバカマをとり、紅葉しているかのようなセピアなジニアに差しかえると、より一層、秋らしい感じになりました。
12月9日・・
秋海棠は、日に日に紅葉し、ジニアの花がいよいよ元気がなくなってきたので、青々していたレモンバームを添えてみました。
秋海棠がこんなに長く元気でいてくれて、しかも素敵に紅葉してくれたことに感謝です🍂。
12月20日・・
上記の秋海棠もいよいよ葉っぱが落ちそうになってきたので、まだ元気なレモンバームに少しだけお花を添えてみました。
なんでもないお花でもピンク系のお花は、優しい気持ちにしてくれます💗。
天使の器でクリスマスっぽい気分を楽しんだ後、30日には、お正月間近ということで和な雰囲気にしてみました。
天使の器の方は、密な感じに挿しいれただけで仕上げています。
和の器(ごはんお茶碗)の方は、自然な感じに剣山に挿しています。
2021年1月30日・・
まだまだカーネーションもレモンバームも元気にしていましたので、ひとつは仏様に、もうひとつは部屋に飾りました。
濃いピンクのカーネーションの色が染まってしまったかのようなレモンバームの葉っぱの色がたまりません💖。
葉裏の『紫』もこの時期ならではの色あいです✨。
11月4日・・
雑草のように咲く赤まんまですが、飾ると秋の風情を感じることができます。
できるだけ、自然な感じに挿してみようと思います。
早速、水揚げしますが・・
こんなふうにただ、水揚げ用のボトル(消臭剤の口をカットしたものです)にいれただけでも、♪ナチュラル~~♬な感じになります。
赤まんまの流れの先にさらに伸びようとしている風情がみえるように挿すことで、赤まんまが元気に見えると同時に花持ちもよくなります。
上記でもお話ししたように、下に垂れて枯れて見えないように挿すことと、ひとつひとつの葉っぱのグリーンがそれぞれにイキイキと見えるように挿すことがポイントになります。
11月4日・・
ジニアと赤まんまで『花あしらい』してみました。
ジニアのひょっこりした仕草と赤まんまの柔らかいラインが、緊張した『こころ』をほっこりほぐしてくれます😊。
11月21日・・
庭に出ると、ラベンダーとフジバカマがそれぞれ1本づつ、小さな花をつけていることに気づきました。
温かい日もあったので、お花たちが季節を間違えて咲いてしまったようです。
なので・・
そっとお家のなかにお招きしました。
11月9日・・
季節はずれのラベンダーが咲いていました。
もともとラベンダーは軽い花であり、数本だったので、横5cm×高さ5cmのガラスの小瓶に挿してみました。
もう、挿しているそばから、♬癒し効果抜群ないい香り~♪がします。
そのまま挿すとガラスの小瓶に対して広がりのある面白いデザインになり、香りも拡散しますが、少しまとめた感じにしたかったのでビー玉を添えてみました。
ラベンダーの紫と瑠璃色のビー玉が、良い感じになりました💞。
前から感じていたことなのですが・・
ここに来て『やっぱり、そうだよなぁ~・・』と思うことがあります。
それは・・
庭の花や河原の花に触れているときには、とても気分がよくなります。
特に、河原の花を摘んだ帰り道では必ずといっていいほど、整体にでも行ったかのように『体幹』が整い姿勢がよくなり、腰や足の小さな痛みもスッカリなくなり『スタイル』がよくなります。
それは、もう『魔法』にかかったかのように『からだ』も『こころ』もスッキリ軽く『気分爽快』になれ、やさしい人にもなれます😊。
そしてなにより、あらゆる病気も『自然治癒の力』で治ってしまうと信じることができるほどです🌿。
近頃は、キャンプブームで『ソロキャンプ!!』などと言って、ひとりでも自然のふところに抱かれに行く人が増えているようですが・・
きっと本能的に『からだ』と『こころ』が『自然』を求め『リラックス』しながら、静かに自分と向き合う『ひととき』のなかで、日頃の疲れを癒やし『自らの力』で元気になろうとしているからなのだと感じます。
これも、前からわかっていたことですが、自然に触れることで元気になれるのは・・
自然の『無条件・無償の愛』に包まれることで歪みがとれ、本来の『バランス』をとりもどすことによって『わたしが、わたしらしく自然でいられる!!』ように、きっと『だれもが、その人らしく自然でいられる!!』ようになるからであり・・
いっさいの否定もなく『ありのままのまるごとの姿』を受けとめてくれる自然のなかにいると、お母さんのお腹のなかにいたころの『安らぎ』を感じられるからなのかもしれないと思います。
あぁ~、自然が豊かで明るくて、空気が美味しいところで暮らした~~い・・天までとどけこの祈り~~🦄。