2019年12月28日・・
『2020年 お正月のお花』は、庭にあるお花で誰にでも簡単にできるものと簡素でありながらも『寿ぎ』を感じることができるようなデザインにしてみました。
ここのところ、庭のコンテナのビオラに惹きつけられています。
それで、ビオラで簡単にできるお正月のお花を制作してみました。
2019年 秋~冬の花のブログで・・
12月14日にケーキ屋さんのムースが入っていた空きカップ(横8cm×奥行き5cm×高さ3cm)に色んなビオラをちょこんと挿したのをヒントにして・・
金の扇と金色の枝と和紙でお正月らしい雰囲気に演出してみました。
短い丈のビオラたちなので、金色の器だけ、クルクルワイヤーを花どめにしています。
接近してみると、こんな感じです・・。
12月28日・・
今年は、松と庭の千両だけでお正月アレンジメントを制作しようと思いましたが・・
妹のお正月アレンジメントでつかった葉ボタンとストックと菊が残っていたので、これらもそえて、これまた簡単にできるお正月アレンジメントを制作しました。
華やかなお花を挿す代わりに紅白の水引でお正月を『寿ぐ』アレンジメントにしてみました。
12月28日・・
妹のお正月アレンジメントはこちらです。
ホームセンターで葉ボタンとストックを購入し、松と菊はお花屋さんで購入しました。予算はおよそ、1,400円ほどでした。
千両は自前なので、わたしと妹のお正月のお花は、こんなにお安く仕上げることができました。
主婦の年末はとても忙しく、お花を挿す時間があまりないというので、吸水性スポンジをセットした器を先に用意しておきました。
コンパクトな感じに仕上げたいというので、基本になるポイントを伝えてから「こころのままに自由に挿していいよ」と伝えると、ものの20分ほどでこちらの作品を仕上げました。
妹としては、お正月らしい菊をメインに際立たせたかったようで、できあがった作品にとても満足して、急いで帰っていきました。
もし、時間にゆとりがあったら、メインになる菊をもう少し低くすることで、ほかの花たちとのバランスがよくなり『スッキリ』まとまったアレンジメントに仕上がります↓。
けれども・・
お花を挿す技術をマスターすることより気分がよくなるお花を楽しみたい場合は、おおかたの基本さえ守っていれば、その人らしい『感性』のままにお花を挿し、できあがった作品に満足できれば、それで完成していると思います。
なぜなら、一番見ていたいお花が目に飛び込むように自然に手が動いて挿しているからです。そして、見ていたいお花を眺めることで、そのとき欲しているエネルギーをチャージすることができるからです。
なので、時間がないなかでも『自分らしい』お正月アレンジメントができたことに妹はよろこんで帰っていったので上記の作品でOK!!です。
12月28日・・
上記の『お正月のお花』を早速、玄関に飾ってみました。
ビオラもストックもほんのりよい香りを玄関に漂わせ、初春を清々しく迎えられそうです💫。
12月28日・・
残った千両で3つのバリエーションを楽しんでみました。
- 最初の花あしらいは、折り鶴と鶴の和紙に調和する感じに、千両をまとめて挿すことで自然な感じのスタイルになっています。
- 次の花あしらいは、1本の千両を螺旋状の金の枝に挿すことで、グラフィックなデザインにするために、もう1本の枝を並行に挿すことでシックなスタイルになります。
- 最後の花あしらいは、そえてある扇になぞらえ、2番目の花あしらいの枝をすこし広げたデザインにしました。こうすることで、すこしほぐれたモダンなスタイルになります。
どれもサイズは、横38cm×高さ38cmです。
こんなふうに少しの変化でも、雰囲気が変わりますので、飾る場所にあわせてあれこれ楽しむことができます✨。
12月28日・・
市販されている千両とちがって、自然な庭の千両は、こんなに小さな葉っぱにも赤い実がついてますので、小さな花あしらいにはうってつけです。
モダンな絵柄の和紙をそえることで、洋間にもなじむお正月のお花になります。
わたしも『つがい』になりたいという祈りをこめて、二羽の鶴をそえてみました。
12月28日・・
お花がたくさんついているお正月飾りをつくろうと思っていたら、普段、飾っているアーティフィシャル・フラワーの作品が目にはいりました。
そこで・・
和紙と水引で華やかにみえるお正月壁飾りにリメイクしてみました。
ちょっと個性的なデザインのお正月飾りですが、玄関のドアに飾りました。
発砲スチロールの台に4色の和紙を貼り、そこにアーティフィシャル・フラワーの壁飾りをワイヤーでとりつけ・・
さらに、ループ状にした水引をあしらい、和紙で大小の円と扇を貼りました。
こころを自由に遊ばせると、自分にしかできないユニークなものができます💕。
2020年1月20日・・
上記の『お正月のお花』を全体的に元気にするためにリニューアルして、3点の作品にしてみました💫。
こちらは、どちらも小さな剣山にさしています。つぼみだった菊がすこしほころんできました。
↓こちらは、束ねただけでデザインした松と千両に、千両の葉を添えています。
バランスよく束ねられた花束ですと、支えがなくてもこのように立ちます。
こういう簡素なデザインは、茶室などの床の間にあつらえるのがよろしいかと思われますが、意外にも洋間に飾るとモダンな感じになります。
「花は野にあるように」という千利休の教えのとおり、茶室にあつらえる花は自然のありのままの姿を挿すのがよしとされています。
2月6日・・
上記の『お正月のお花』をさらにリニューアルしてみました。
葉ボタンの方は、小さな剣山に挿しています。
しばらく、このまま楽しめそうです✨。