7月23日・・
いよいよ、暑くなってきましたね。
日本の夏を涼しく彩るものに風鈴がありますが・・風鈴で涼しく感じるのは、そこに『風』を感じとる日本人特有の情緒があるからなのかもしれません。
というわけで、庭の緑を家にとりこみ、日本人の情緒をくすぐる『涼』を感じられる『グリーン・アレンジメント』をあれこれフラワーデザインしてみました。
*庭の緑や花を挿すときは、半日~1日、水揚げすると長くお花を楽しめます。涼しい季節は半日、暑い季節は1日、水揚げすることで花もちがぐっとよくなり、元気な姿を長く楽しむことができます。
ただし、庭の草花は、地面に生えていたとおりに近い向きや流れにしてあげないと水があがらず、しおれてしまうことがありますのでご注意ください。
以下にあるグリーン・アレンジメントは、実際に外からやってくる風に緑がそよぎ『涼』を感じられますよ💚。
こちらは、雪柳と白山吹の葉の緑をゆるく交差したデザインです。葉先の『動き』と『空間』を意識したデザインになっています。
葉先がクネっとしていますが、これが元気な姿です。
写真だと平面的なので、元気なく見えそうですが、実物は、葉先に躍動感があり元気に葉を成長させていることがわかります。また、白山吹の葉脈はエネルギッシュな感じで生き物感、満載!! な感じがします。
こんな『グリーン・アレンジメント』がテーブルにあると、おしゃれに家のなかで自然を感じることができます。
我が家では、玄関にこの『グリーン・アレンジメント』を飾っていますが、緑の香りがほんのり漂いとてもいい気分になります。玄関の空気がきれいになっているのがわかります。
目にはいるグリーンの『色』と自然の『香り』で、たかぶった神経や日ごろのストレスをしずめてもらっていることを実感しながら癒されています。
7月23日・・
雪柳の葉を無造作に挿しただけの花あしらいです。こうすることで、風がとおるようになります。
さらに、ガラス瓶に入れる部分は、葉の緑と対象的な茶色の茎によってスッキリ見え涼感がアップします。
シックなコースターを花置きにすると、日本人の情緒をくすぐる花あしらいになります。
8月26日・・
こちらの雪柳の葉も無造作に挿しただけの花あしらいです。
縦に伸びる雪柳の枝1本と横に伸びる雪柳の枝1本がメインで、これらの中間とわきに少しの枝を配し、雪柳の枝を横切るようにツルをからめてみました。
風にたわむ枝が涼感をさそいます。
7月23日・・
こちらは、蓬の葉の濃い緑で野趣ある花あしらいです。
観葉植物が空気を清浄すると言われていますが、蓬の濃い緑もそんな作用があると感じます。
蓬の葉を指でモミモミっとすると「あ~~、蓬のいい香り~~♪」がしますので、目と香りで癒されます。
蓬の香りでゆったり眠りにつくために、寝る前にあたまの近くに移動しています。
8月3日・・
庭にでると、白山吹の葉が黄緑色に輝いてみえたので、濃い緑の蓬とあわせてみました。
この白山吹の葉は平面的な葉だったので、葉の面をデザインに活かすようにしています。一方、蓬の葉は光の方に伸びようとする性質が強いので、そんな姿がみえるように挿してみました。
ガラスの花器にただ、挿しいれただけですが、黄緑色と濃い緑を見ていると森の景色の一部を切り取って見ているような感じで『プチ森林浴』ができます🌳。
写真だと平面的なので『森感!!』を伝えるのが難しいですが、実物は『森感・満載!!』です。
7月23日・・
夏場は花もちが悪くなりますが、マムやカーネーションは比較的、花もちがいい方なので気軽に長く楽しむためにはもってこいのお花です。
スーパーで税込み322円でゲットしたお花で、プチアレンジメントを4点、制作してみました。
スプレーマムの上部のお花が密集しているところをそのまま挿しています。あとは、レモンバームのゆる~いラインカーブでマムを取り囲むようにして『花あしらい』してみました。
淡いピンクのマムが、涼しげに映えるよう瑠璃色のガラスの花器に挿してみました。
こちらは、レモンバームの軽やかな動きが、爽やかな感じのスプレーカーネーションとレモンバームです。
少しの花材でも、生花は、やっぱりいいものです!!。あたりの雰囲気を和ませてくれます。
仏様のお花です。
レモンバームの茎のラインがダンシング(踊っている)しているようにみえます。3輪のマムの表情もそれぞれで自然がなす造形は、面白いです。
残りのお花で、ジメっとした夏を明るく軽やかな気分にしてくれるアレンジメントを制作してみました。
花がメインのアレンジメントですので、空いた空間には、ドクダミの葉とマムの葉を控えめに挿しいれています。
花の向きを少しづつ変えたり、小さな段差をつけることでひとつひとつのお花が際立ち、立体的なデザインに見えるようになります。
7月27日
上記のお花の元気がなくなってきたので、プチプチアレンジ2点でリニューアルしてみました。
プチアレンジであっても、挿すときのポイントを守るとバランスよくまとまったデザインになります。
こういうプチアレンジは自宅にあるもので気軽に楽しむことができ、挿す器(小さなコップや茶器など)や花置き(コースターなどで代用)などをお好みのものにすると、お花のある暮らしがググっと楽しくなります。
小さなアレンジでも、家にあるだけで和みますし、こころにゆとりを感じられますので、日々の暮らしをたいせつにしている感じがして思わずほっこりします💞。
8月19日・・
毎朝、お散歩する河原には、多種多様な雑草や草花が繁茂しています。
そのなかで、まだまだ暑い晩夏に涼を感じられる雑草をチョイスして『花あしらい』してみました。
レースのような雑草・・名前はわからないのですが、こういう軽やかで透ける感じの草ものがはいるだけで『グリーン・アレンジメント』が涼やかにおしゃれになります。
ニラの花が咲くのが楽しみです!!。
8月19日・・
こちらは、カーネーションと雑草をあわせてみました。
白山吹の葉っぱは、部屋に招いてからもう1か月以上経ちますが、この暑さにも負けず葉先には、赤ちゃんの芽をだしています。
この生命力に励まされ『夏の暑さにヒィヒィ言ってる場合じゃないなぁ~』と思わせてくれます🌿。
8月26日・・
河原のニラと我が家の庭のツルで『和の涼』が感じられるデザインにしてみました。
10円玉ほどの小さな剣山に挿しています。
8月28日・・
2日後には、ニラの花が咲きだし、ツルも立ち上げってきたので、違う器に移してみたら、どんなふうに雰囲気が変わるか試してみました。
ニラの花の白と器の藍色のコントラストで、ひんやり感が増したような気がします。
ツルは、白山吹の葉っぱにからまっていたものを使いました。
8月29日・・
こちらは、ニラとツルを瓶にさしてみました。
このツルは、とてもやわらかいので、どんなものにもからみつきます。
レースのコースターを敷くと涼感が増します。
こんなさり気ないお花でも、高さがありますので飾ると、それなりに存在感があります。
9月10日・・
ニラを瓶の口もとにギュッと低くいれてみると、また少し雰囲気が変わります。
注):壁や葉っぱの色が違って見えるのは、写真撮影した時刻と天候により変わってしまいます・・。
8月26日・・
我が家のノコンギクです。
雑草のよう茂っています。
8月26日・・
白山吹、ニラ、ノコンギクでプチな『花あしらい』をあれこれしてみました。
こういう野生の植物は、どんなに小さくても生命力が旺盛で、暑い最中でも、毎日毎日、どこかが成長して変化するので見飽きません。
8月28日・・
上記の花あしらいをもとに、花を減らしたり、たしたりしてみました。
こんなに少しのお花でもヴァリエーション豊かにフラワーデザインできますので、とても楽しいです💝。
9月2日・・
ジニアが一番、元気がいいです。
ジニアであれこれデザインしてみました。
こちらの茶器のなかには、10円玉ほどの小さな剣山がはいっています。そこに、ニラを挿しています。
写真だと、ジニアがのっぺりして見えますが、実物は、小さな段差があって、ノコンギクも生えているように挿しているので、もっと可愛らしいのですが・・
3次元を平面で表現するのは難しいです!!。
9月5日・・
ノコンギクの可愛らしいつぼみを遊ばせてみました。
自然な感じに挿すときは、それぞれの花が自然に見える向きや高さに、気にとめながら挿していきます。無造作なようですが、自然な感じにみせるためには、すこしだけ練習が必要です。
小さなアレンジですが、部屋の雰囲気がすこしだけイギリスっぽくなります。
9月10日・・
こちらのノコンギクは、1枝に3輪の花と小さなつぼみがいくつかついていたので、この面白いラインを活かすようなデザインにしてみました。
ニラは、10円玉ほどの小さな剣山に挿してます。
ニラ、ジニア、ノコンギクでいくつかフラワーデザインしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
いくつか実際にフラワーデザインしてみると、少しづつの違いがよくわかるようになるかと思います。
9月5日・・
小さな女の子が好きそうなアレンジです。こちらに紙ナフキンを添えて、ちょっと遊んでみました。
イギリスの『Liberty』で購入した紙ナフキンです。当時、こんなに素敵な紙ナフキンを見たことがなかったので、この素敵さに興奮した覚えがあります💖。
特に、こちらの紙ナフキンのお皿にほどこされた絵が素敵すぎます。
いくらでも細部を見ては、ウットリしてしまいます💖。
9月10日・・
上記の8月28日のデザインのニラをジニアとノコンギクにして花あしらいしてみました。
オレンジのジニアは、ほんの少し秋を感じさせてくれます。
野生のつるは、本当にたくましいです。今も、元気に成長し続けています。
こちらも10円玉ほどの小さな剣山にジニアに小さな段差をつけて挿しています。
9月7日・・
我が家の秋海棠(しゅうかいどう)です。
秋海棠は、自然に咲いている姿がこのようにお花を下に向けているので、大きな葉っぱがバランスよく配されるように挿すだけで自然な感じにまとまります。
左の写真の1枝と右の写真の1枝を挿してみました↓。
秋海棠は、ちょっとだけ透きとおったようなピンク色とまあるい黄色の芯がとても愛らしくみえます。
近くに寄ってみると、ちょっとだけ不思議な形が宇宙っぽい感じです。
10月7日・・
上記の秋海棠(しゅうかいどう)の1枝は、小さなつぼみを次から次へとつけては小さな花を咲かせ続けています。
今を盛りにたくさん咲ているノコンギクを添えてみました。いつ頃まで、花をつけてくれるか楽しみです。
8月26日・・
仏様のお花として庭の花を挿すときはいつも、我が家の庭の風景も天に届けたいなぁ~と思います。
9月2日・・
レモンバームは、葉っぱの向きが生えていたときと同じにしないと水が揚がりませんので、半日ぐらい様子をみて水が揚がったらさします。
9月25日・・
我が家のノコンギクは、8月よりずっと増えて元気です。
ノコンギクだけの簡単アレンジメントを制作してみました。
小さくてか弱そうにみえるノコンギクですが、猛暑の夏でも3日~4日は、元気にしていますし、つぼみも結構な割合で花をつけてくれます。
手軽にアレンジメントを楽しめるお花です。
ワイングラスのステムがブルーだったので、水色と透明なビー玉とクルクルワイヤーを花留めにしてみました。
花の向きを自然にしないと水が揚がらないため、花がありたいように挿していたら、グラフィックなデザインになりました。
9月も下旬というのに真夏のような暑さのこの頃、水色のビー玉でヒンヤリした気分になります💙。
最初にワイングラスの作品をつくり、そのノコンギクをそのままつかって、クラシカルなデザインにしてみました↓。
そっくり同じ花材でもこんなに趣の違うデザインに仕上げることができます。
どちらも、クルクルワイヤーを花留めにしています。
枯れた花を間引いたものだけをまとめてこちらに挿してみました。
間引いたあとの姿が、おもしろい造形を生みだしてくれました。
10月2日・・
10月といえば、もう秋らしくなっている頃ですが、今年は、まだまだ30度を超える真夏日が続いています。
そででも、少しだけ秋らしくしようと思い、赤い器でモダンな秋をイメージして、ヤブランの斑入りの葉っぱとノコンギクをあわせてみました。
両側に葉っぱを配したデザインに挿したあと、片側だけにしたらどんな感じになるか試してみました。
庭のお花は、タダですし、あれこれ試してみるのも楽しいものです💞。
2作品とも、器にただ挿しいれてデザインしています。
↑こちらは、シンメトリー(対照的)なデザインなので、洋風のお部屋にあうデザインになっています。
最初のデザインをそのままばらして、花も葉っぱも少なくしてアシンメトリー(非対称的)なデザインにしたので、和風のお部屋にあうデザインになっています。
9月25日・・
我が家の斑入りのヤブランは今が盛りです。
ヤブランの紫の茎とシュッとした斑入りのグリーンの葉っぱが、モダンに見えるようにデザインしてみました。
玄関に飾ると、外からやってきた風に葉っぱがそよぎ、とても涼やかです。
結構な大きさがあるので、見ごたえがあります。
斑入りのヤブランを植生的に挿したのは、こちらでご覧いただけます。
直径2㎜もないぐらい小さな花が咲いてました。
小さくても美しい花をつけている姿を見ていると、こんなに小さくて弱そうなのにたくましく見えます💞。