このとがったものはなぁに?
これは、お水のひとつぶだよ。
ほかのいい方をすると『ひとしずく』のお水というよ。
山肌からこんなふうに・・ポトン・・・ポトン・・・ポトン・・・と『ひとしずく』づつおちるんだ。
これが、すこしづつ、たまって・・
小川になって・・小川は、どんどん大きな川になって・・とうとう海にでるんだ。
この海のお水が、太陽の光で暖められて水蒸気になって・・雲になって・・雨をふらすんだよ。
雨がふって・・山にしみこんで・・たくさん、たくさん・・・たくさん、たくさんしみこんだら・・
山肌からこんなふうに・・ポトン・・・ポトン・・・ポトン・・・と『ひとしずく』づつお水がおちるんだ。
ほら、またこの小さな『ひとしずく』にもどったでしょ・・。
そして・・
水道のお水の『ひとしずく』も、ぼくらの涙の『ひとしずく』も・・もともとは、この『ひとしずく』のお水と同じものからできているんだよ。