食べることは『生きるもと』。
ごはんをおいしく食べられるということは、とっても『しあわせ』なことなのよね。
食べることを楽しむことは、生きることを楽しむことであり・・
こうして、自分で自分のことを『たいせつ』に愛していると、自分で自分を『しあわせ』してあげることができるわよね。
毎日、毎食、ごはんをおいしく食べている?
毎日、毎食、ごはんをおいしく食べられるということは、健康ということであり生活が安定していることでもあるから、とっても『しあわせ』なことよね。
そのうえで、好きなものやおいしいものを食べるとこのうえなく『しあわせ』な気分になれるのは『生き物』として生きていくための大きな『よろこび』であり・・
こんな『しあわせ』な気分になれるのは、神様からの『贈り物』なのよ。
ところで・・
ご飯を食べる時、どんなふうにしている?
食いしん坊のブッヒーは、こんなふうにしてごはんを楽しんでいるみたいよ。
お腹を空かせて食べるようにする
どんなものでも、とびきりの『ごちそう』になってしまうからだそうよ。
お腹が空いているとなんでもおいしく感じられ『しあわせ』な気分になれるし、こうして食べ物をいただけることに『こころ』から感謝することができるようになるからなんですって・・。
できるだけ食べたいものを食べるようにしながら、腹八分目にする
「今は○○が食べたい!!」ってことは『からだ』にとってその食べ物が必要という『サイン』なんだから、迷わず食べたい気持ちを『たいせつ』にして、食べたいものを食べるようにしているそうよ。
そうすることで『しあわせ』な気分も満足度もアップ!! して『からだ』も『こころ』も満たされ元気になれるからなんですって・・。
あとは『腹八分目(はらはちぶんめ=お腹いっぱいになる少し手前)』にすることで、次のごはんがとても待ち遠しくなるし・・
お腹いっぱいまで食べないでいると、いつまでも若々しくいられるうえに『からだ』が軽く楽でいられ『ダイエット』なんてする必要もなくなるから『一石二鳥』になるそうよ。
できるだけ、自分でつくったごはんを食べるようにする
自分の好みの味付けにできるうえに塩や油をひかえた素材の味を『そのまま味わえる』から、おいしいごはんになるそうよ。
それに、お料理をしている時は、料理のこと以外、何も考ないから『あたま』を空っぽにできて『ストレス発散』にもなるそうよ。これも『一石二鳥』と言っていたわよ。
ただ、疲れているのに無理してごはんを作ることはしないそうよ。ごはんをつくることで『からだ』が疲れすぎてしまったら、ごはんを食べる気力までなくしてしまうから・・
そんな時は、できあがったものを買ってきて、目が楽しくなるようなお皿(ワンプレートでもOK!!)に盛りつけして気分をあげるようにしているそうよ。
こうすることで食べることを『たいせつ』にしていると自分をいたわっている感じになれて『こころ』がなごんで疲れもとれるんですって・・。
こんなふうに『臨機応変(りんきおうへん=その時々にあったやり方をする)』にするところもブッヒーらしいわよね。
できるだけ、旬(しゅん)のものや地元でとれたもの、また新鮮なものを食べるようにする
旬(しゅん)のものとは、その季節にとれる野菜や魚のことで、旬のものには、その時期に『からだ』が必要とする栄養素がいっぱいつまっているから健康にもよく、味も一番、おいしいんですって・・。
また、地元でとれたものは『地産地消(ちさんちしょう)』といって、その土地のエネルギーや栄養素をたっぷりふくんでいるから、そこで暮らす人たちにあったエネルギーや栄養をとることができるらしいのよ。
新鮮なものは、それだけで栄養価が高く良いエネルギーで満ちているから、できるだけ新鮮なものを食べるようにしているそうよ。
できるだけ『食品添加物』の入っていないものを食べるようにする
化学的なものが加えられず、自然のままの食品であればあるほど自然の『生き物』であるわたしたちにとっては『滋養(じよう=からだにとってよい栄養になる)』があるそうよ。
それに、なんといっても自然のままの食品は『良質なエネルギー』が満ちているから甘みやうまみが強くておいしいそうよ。
忙しい時こそ、ごはんの時間を大切にする
食べることは『生きるもと』になることだから、ごはんの時間だけは、おいしいものをゆっくり味わって食べるようにしているそうよ。
そうすることで『からだ』と『こころ』に栄養がいきわたり『仕事』にも集中できて、多少のことではへこたれず頑張れるそうよ。
少しだけぜいたくな気分を味わえる外食を楽しむ
外食すると、普段では味わえないおいしい料理や素敵な気分を楽しめるほか、人にもてなしてもらえることが、とても『いい気分』になれるからだそうよ。
さらに、気のあう人たちと外食すると会話もはずんで楽しい気分を味わうことができるから、ときどきは自分への『ごほうび』として、ぜいたくなごはんを外食で楽しんでいるそうよ。そうすると「また、仕事を頑張ろう!!」という気持ちになれるそうよ。
ごはんを食べる環境をおだやかで落ち着いた気分になれるようにしてあげる
家族や気のあった人たちと和気あいあいと食べるごはんはこのうえなく『しあわせ』な気分になれるだけでなく、おいしく感じられるから『からだ』にも『こころ』にも栄養がいきわたって元気になれるそうよ。
また、自然のなかや景色が素敵なところでごはんを食べると気分がなごんで食欲もわいてくるそうよ。
時には誰にも気がねせずゆっくり自由にごはんを味わって楽しみたいとき(ランチなど)は、一人きりになれる空間を見つけ、ひとりでひとつひとつの素材をじっくり『味わう』ことも『ぜいたくなひととき』として楽しんでいるそうよ。
また、一輪でもテーブルにお花があると、それだけで気分がなごみ『リラックス』できるから、ごはんの消化吸収もよくなるそうよ。
食器の美しさも楽しむ
ごはんを食べる時にじっくり食器を見たことはある?
ごはん茶碗やお箸(はし)の美しさなど、ゆっくり見ると「あれっ、こんなところにこんなお花がついていたの?」とか「動物や蝶や魚が描かれていたのね」などなど、何気ないお茶碗やお箸も『美』がちりばめられていることを感じると、食器をつくってくれた人に感謝の気持ちもわいてきて、ごはんが楽しくなってくるそうよ。
ただ食べ物をいれるものとして器を見るだけでなく『美』を感じることも食の楽しみのひとつであり、食べる物によって器をつかいわける食への『ワクワク』や『よろこび』や『ぜいたく』を感じられると豊かな気持ちになれるそうよ。
一杯の紅茶やコーヒーだってお気に入りの素敵なカップにいれたら、自分のために『飲み物』を用意してもてなしている気分になり『しあわせ』を感じられるそうよ。
ごはんをおいしく食べるために、感謝の『こころ』をもつ
ごはんを食べる前に「いただきます」。ごはんを食べた後に「ごちそうさまでした」。と手をあわせ、ごはんを食べられることに『こころ』から感謝の気持ちをもっていると不思議なことにごはんがおいしく感じられるそうよ。
一つ一つの料理の『味』『色』『形』『香り』『食感』などを意識して、じっくり味わいながら「ありがとうございます、おいしい~」と言って、口に運ぶと、その食材の『色の美しさ』にハッとしたり『形の美しさ』に気づいたり『香りのよさ』に感動したり『食材のうまみ』や『舌触り』『歯ざわり』などがきわだって感じられ『食』を『五感』で味わう楽しさを満喫でき、いつものごはんがググッとおいしくなるそうよ。
ごはんを食べるということは、植物や動物の『命』をいただくことであり、こうやってお料理として並べられるまでには、たくさんの人のお手間がかかっていることを想像すると、すべての食べ物は、神様からのいただきもの(贈り物)だと思えとてもありがたい気持ちになるそうよ。
すると、なおさら、一つ一つのお料理をよく噛んで味わっていただきたくなるそうよ。
そうやっておいしく味わうことができると『からだ』にも『こころ』にも栄養がいきわたり、病気に負けない『からだ』になれるそうよ。
それに、よく噛むと唾液が出て消化にもいいし、脳にもいい刺激があっていいことづくめよね。
以上が、ブッヒーが、ごはんをおいしく楽しむための秘訣(ひけつ=ひみつの方法)でした。
よかたら、参考にしてみてね。
さて・・
「最近、ぜんぜんお腹がすかないなぁ~」とか「好きなものなのに、あまりおいしく感じられないよ~」なんてことはない?
そんなときは・・
「自然な生き方ではないですよ~」とか「『こころ』や『からだ』のバランスがくずれてますよ~」とか「自分にウソをついてないですか?」っていう『サイン』かもしれないわよ。
だから、こんなときは『からだ』と『こころ』の声に耳をすませてみてね。
すると・・
- 「あれこれ『あたま』で考えすぎてるから、外の空気でも吸って少し『からだ』でも動かしてあげてよ~」とか
-
「忙しすぎるよ~『からだ』も『こころ』も少し休ませてあげてよ~」とか
-
「何を悩んでいるの?人のことに気にしすぎていない?」とか
さまざまな声がきこえてきたら『からだ』と『こころ』の声にしたがって、自分に『やさしく』してあげてね。
サーアイアイがいうのには・・
こういうときは、たいてい『本当の自分』を押し殺して、自分が望んでいることや欲しているものを自分にあたえてあげることができず、抑圧していたり禁止していたり無視していることで・・
自分に無理や我慢ばかりさせているから『からだ』と『こころ』が悲鳴をあげていることになるそうよ。
このままいったら、自分の本当の『気持ち』や『望み』や『好み』さえもわからなくなってしまうだけでなく『本当の自分』を生きていないため『生き物』としての『命』は苦しくなり『生きる力』が弱くなってしまうそうよ。
それなのに「いやいや、そんなこと言ってられない・・」とか「思うようにいかないけど仕方ない」なんてばかり言って、自分を『たいせつ』にできないでいると、本当に病気になってしまうそうよ。
いくらお金があっても、いくら地位や名誉があっても、ごはんをおいしく食べられないことほど、生きてることがつまらないことはないものね。
そうなる前にごはんをおいしく食べられるように、自分を『たいせつ』に愛してあげてほしいとサーアイアイが言っていたわよ。
自分の『からだ』と『こころ』の声に耳をかたむけ自分のことを『たいせつ』にしてあげているうちに「あ~〇〇が食べたい」とか「〇〇ってこんなにおいしっかったのか~」と少しづつでも食欲がわいてきたらしめたものよ。
『からだ』と『こころ』は、めきめき元気になってくるからね。
ごはんをおいしく食べられるということは、当たり前のようで、実は、このうえもなく『しあわせ』なことなんだ!!・・ってことに気づけるようになると・・
いつものごはんもきっと「ありがたい」ものに感じられ『からだ』にも『こころ』にも栄養がいきわたるようになるはずよ。
食べることは『生きるもと』。
食べることを楽しむことは、生きることを楽しむことであり、自分で自分のことを『たいせつ』に愛していることになるから、自分で自分を『しあわせ』してあげることにつながることがわかるようになったかしら・・。
上の絵は、日本人の昔ながらの食事で『一汁一菜(いちじゅういっさい)』といって、ごはん、汁物、おかず、お漬物を『一食分』としていただいていたものなのよ。
昔の日本人は、こんな『粗食(そしょく=つつましいごはん)』でも、勤勉(きんべん=仕事や勉強に一生懸命、励むこと)で、我慢強く、少々のことではへこたれない『強さ』を身につけ『食糧難』を乗り越えてきた時代もあったのよ。
でも、今は豊かになり、おいしい食べ物もたくさんあってぜいたくになってきているわよね。
けれども、世界中にはごはんを食べられないで『命』を落としていく『こどもたち』がたくさんいる国もあって、でも、その一方では、まだまだ食べられる食品を毎日、山のように捨ててしまう国もたくさんあるのよね。
こんな『矛盾(むじゅん=あべこべなこと)』を思うと、ごはんのことを真剣に考えたくなってしまうわよね。
食べ物を粗末にせずに感謝の『こころ』をもっておいしくごはんを食べられる『しあわせ』を感じると・・
貧しい国の『こどもたち』もおいしくご飯を食べ、おなかを満たすことができる世界になったらいいなぁ~・・と、おもいをはせるハッピーなのでした。