夏場は、生花のもちがよくありませんが、庭のお花や暑さに強いお花をつかって、とってもさりげないアレンジをあれこれ楽しんでみました。
あたまをからっぽにしてこどものように、お花をあれこれ楽しむのは、まさに『無の世界』です。
このように『無の世界』にひたることで自然とつながり、『からだ』と『こころ』はバランスはをとりもどします。
というわけで、我が家のミニバラを色んな器に挿し、バラあしらいを楽しみました💛。
ミニバラなので、小さな器で十分なのです。(2018/6/26)
こちらの茶器には、花どめとしてアルミワイヤーをつかっています。
アルミワイヤーを適当にグルグルまるめたら、少しだけ器の縁にひっかけます。あとは、器とアルミワイヤーの間に枝を挿しいれるだけです。
色がはっきりした器だとバラの表情も違って見えます。
花どめせずそのまま挿しいれたことで茎が見えない分、花が際立っています。
たった1枝のミニバラでも、香りがいいのでとってもいい気分になれます。
こんなしあわせを感じられる庭のお花に感謝です。そして、『今、ここに!!』いられることにも感謝です。
雪柳とレモンバームのグリーンは、いつでもとっても元気です。
雪柳のしなやかなカールのある動きとレモンバームのすくっと立つ姿は、自然そのものを感じられ・・素朴な器に挿すと癒しをあたえてくれます。
バックスタイルの1本の枝は折れているのではなく、自然なカールを描いています。こういう自然な感じが癒されます。(2018/6/2)
今年の梅雨はあまり雨も降らずあっという間に終わり、一気に暑くなりました。
2週間ほど↑このスタイルを楽しんだ後、数本はまだまだ元気にしています。その姿がこちらです↓。我が家のノコンギクもそえて、少しだけラブリーにしてみました。
今年の夏のうだるような暑さをサバイバルした生命力のあるレモンバームと雪柳は根が生えています。すご~い!!
こんなふうに力強く生きている植物を目にすると、その健気さに『ガンバロー!!』って思えます。
ドクダミは水やりしなくても元気でどんどん増えます!!。
7月10日~8月21日の今も元気にしています。オリズルランの葉をそえることで流れができて、アクティブな感じになります。さらに、ゴブラン織りの敷物でグッド雰囲気が変わります💛。
こちらは、たった1本の花あしらいです。
小さな器でも、水をはると涼しげに見えます。
1週間ほどすると根が生えて、6月26日に気づくと小さな新芽が3本生えていました。弱い新芽は自然淘汰され、1本だけ残りました。今も、この小さな器のなかで元気に成長を続けています。(2018/8/22)
小さなボールを添えたり、敷物の上に置くと・・また、違った雰囲気を楽しむことができます。
小さな変化ですが、一番下のドクダミは下葉が双葉になっています💛。
暑い季節は店頭に可愛らしいアスターが並びます。
スーパーで売られているアスターをつかっていくつかアレンジしてみました。
一束にアスター2本とナデシコが2本入っていました。
あまたであれこれ考えず、この枝のまま花瓶にさしてみました。素朴でナチュラルな感じが、かえって和みます。(2018/7/9)
次に、すべての枝をはらい一枝つづにしてから、アレンジしてみました。ゆる~い感じのトライアンギュラー(三角形スタイル)になりました。
最初に主軸となる大きな花を手でささえながら、花どめはつかわずに、次々にお花を加えて挿しいれていきます。
挿し方のポイントとしては、できるだけ花の向きにさからわずに挿すことで自然な流れができてきます。また、こうすることで、お花の持ちもよくなります。
上記のアレンジを一度、ばらして・・。今度は、仏様に供えるお花と玄関に飾るお花にアレンジしなおしてみました。
こちらは、お盆のお花の残りを挿してみました。(2018/8/13)
猛暑のせいで、お花の持ちがよくありませんが、元気にしているお花は切り戻して楽しんでます。紫の方は、真ん中が黄色でレトロタッチな感じで素敵です💛。(2018/8/16)
畑にあったお花は色が濃い!!。
あまりに暑かったので、可愛らしいピンクの百日草には氷をいれて涼やかにアレンジしてみました。
マリーゴールドは茎が短いので、ワイヤーを花どめにして挿してみました。
どちらも、なんともいえない色のグラデーションにうっとり・・ずっとみていても飽きない感じです。(2018/8/2)
またまた、畑のお花をいただいてきました。(2018/8/21)
いつものように、水揚げ用のペットボトルに無造作に挿しただけですが、いつも『無作為のなす美』に驚かされます!!。
これを『美』とみればですが・・・・。
ジニアは、コンテナガーデンみたいです。
テラコッタの器だったら、きっと地植えされているように見えるかもしれません・・。
このジニアから4つの『花あしらい』ができました。
小さなクラシカルな花器にブリティッシュ・アレンジ風にしてみました。花どめにワイヤーをいれています。
こちらは、昭和レトロな感じになりました。内藤ルネの絵のなかにありそうな感じ・・。
内藤ルネさんのラブリーな世界は大好きです💛。
少し元気がなさそうなお花は、茎を短くして元気にしました。
猛暑なので、ダメになってしまうかもしれないと思いながらも『元気になってね!!』と祈りながら挿すと、みるみる元気になってくれました。祈りがつうじました💛。
オレンジのジニアは、元気をとりもどすのに少し時間がかかり、↓写真に載せていませんが4作品できました。
地植えのものを水揚げするときは、茎を真っすぐに立てて、土から生えているときの状態をキープすることで、しっかり水があがり日持ちがぐっとよくなります。
というわけで、こちらの千日紅も真っすぐ立てて挿しいれただけです。
こういう自然な感じが好きです💛。
最近のペットボトルは、おしゃれなデザインのものもあるので、適当な花器がない場合は代用してもよさそうな感じです。
↓ペットボトルの千日紅のなかから、長いものを選んで挿しています。
中心に大きなものを挿し、あとは茎を真っすぐに立てて花器口の葉っぱも素敵にみええるように挿してみました。
花器の縁の葉っぱが、花どめになっています。
残りの千日紅で、植生感のあるパラレルにしてみました。
植生感といっても、自然そのままではなく自然の風景によく見られる植物の配置や花の向きなどを意識してデザインするという感じです。
パラレルは、真っすぐに立てて並行に挿すデザインです。こうすることで、千日紅の花持ちもよくなります。
切り花も同じだとは思いすが・・特に地植えのお花は、茎の流れや花の向きを生えていたように挿してあげないと水揚げがうまくいかず、特に暑い夏だとすぐに枯れてしまいます。
けれども、お花の姿をよくみて『どのように挿したらいい?』とお花と会話しながら、挿すことで日持ちもよくなり、しばらくの間、目を楽しませ和みと癒しをあたえてくれます💛。
なんと・・不思議なことに、少し元気がなくなってきたお花を元気なお花の近くにほどよい空間をあけて挿すと、元気になってきます。
元気な人の近くにいると元気をもらえるように、お花も人間と似ているなぁ~と感慨深い思いがします。
8月21日に上記のように花あしらいしたお花たちは、こんなふうに変化しました。
たいへんな猛暑にもかかわらず、パラレルに挿した千日紅の方が花もちがいいようです。ガラスの花瓶に挿した方は、元気なものだけ、スパイスの小瓶とドクダミのほうに挿入れてみました。
パラレルの方は、1枝だけ元気がなくなり抜きましたが、まだまだ元気です。
8月21日~9月4日ごろまで元気にしていました。やはり、パラレルは千日紅の植生にあっているということなのかもしれません。
ドクダミの花あしらいに千日紅で色を添えてみました。
ミクロはマクロで、命は宇宙だと感じた瞬間です。
お花のなかにさらに小さなお花を発見!! さらに、右回りの螺旋を描いている・・まさに、フラクタルな世界!!✨
こちらは、黄色のお花をつけています。日に日に、花数も増え、花も大きくなってきました。
毎日、暑くてヒィヒィ言ってましたが、花のたくましい生命力を見ていると元気をもらえます。それと同時に、つくづく人間は軟(やわ)だと感じてしまいます。『神聖なる野生』を『生きる力』にしているものたちを見習いたいとつくづく思います。
8月25日、ジニアは、このアレンジが一番、元気です。
8月30日、ジニアは3本になったので、スパイスの小瓶に挿しました。
スパイスの小瓶だけのシンプルなのも好きですが、ちょっとだけ瓶をリボンでおめかしするとラブリーになります💛。
おめかし用のリボンは取り外しができるので、その日の気分で使いわけできます。
この3本のジニアは、8月21日~9月1日まで元気にしていました。これほど日持ちするとは思っていませんでした。
ジニアのお花のなかにも、小さなお花を発見しました。
こんなに完璧な美と力強さをもっている花を見ていると、花から学ぶことがいっぱいです。
自然に身をまかせているだけで、生命を美しく輝かせている姿・・こころから憧れます。
そして、わたしは、自然に囲まれた暮らしがしたい・・自然に回帰(かえ)りたい。
9月6日、我が家の庭は、雑草もみんな一緒で自然です。
トレニアとノコンギクをちょっとだけお家のなかに・・水揚げのためにカップにいれて、元気にしてから器に挿します。
自然なものは、さりげない感じに・・挿します。でも、器はクラシカルなタイプにしてみました。
今年の夏は猛暑でした。
なので、よけいに健気に部屋を和ませてくれるお花があるだけで、元気をもらえます。