今回つかったお花は、ユリ1本、マム1本、なでしこ1本がはいって410円(税込み)でした。
さて・・
スーパーやお花やさんの店先に色んな束のお花が売られていますよね。
お家にお花を飾る時にどんなお花を選んだらよいでしょうか?
そのポイントをお伝えします!!。
- まずは『このお花いいなぁ~・・飾ってみたいなぁ~』と直感的に思ったお花を選びます。
- 選んだお花の鮮度をチッェクします。花・葉っぱに傷がなくイキイキしているか?茎がきれいな緑色か?
- 鮮度がよければ、ここでお花選びは完了となりますが・・
- 枝分かれした茎(スプレー)が長いと、アレンジするときに使い勝手がよくなります。
もし用途や目的があれば、それにかなったものにします。
- ニオイは、あった方がいいのか・ない方がいいのか・・
- アレンジメント・ナチュラル・モダン・和風・簡単な花あしらいなど、どんなスタイルにするか・・
- 飾る場所は、玄関・居間・寝室どこにするか・・
- 人にプレゼントする場合は、アレンジがいいのか・花束がいいのか・・
などを考えながら選びます。
*スタイルと飾る場所を例にすると・・
- アレンジメントにしたい場合は・・メインになる大きなお花・中ぐらいのお花・小花があるとまとまりやすくなります。今回、使っているお花はその例です。飾る場所は、玄関・居間などがよいでしょう。
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ナチュラルにしたい場合は・・中ぐらいのお花や小花が多く、葉っぱも添えられていると自然な感じになります。飾る場所は、居間・寝室などがよいでしょう。
- モダンにしたい場合は・・個性的な大きな花や葉っぱをすっきりまとめるとクールなデザインに仕上がります。飾る場所は、玄関・居間などがよいでしょう。
こんなことをふまえながら、お花を選んで・・さぁ~、お花をデザインしてみましょう!!。
まずは、ただ挿しいれてみましょう・・
- ①アレンジしている余裕がない場合、束のビニールをとり、そのまま花瓶にいれてもそれなりに飾ることができます。
- ②大きなお花を低く、小花を中間にいれることで、安定したバランスになり、少しだけアレンジされた感じになります。
次に、1本づつ、飾る場所を考えながら挿すのも楽しいものです。
上記の②の花をそのままの状態で抜いて、1本づつ挿してみました。
挿すときのポイントは、花をぐる~っと1周させて、一番きれいに見えるところを正面にして挿します。
ここでは、同じ器に挿していますが、部屋ごとに雰囲気にあった器をあれこれ考えながら挿すことでお花を飾る楽しさを味わえます。
また、生花ならではの生気に満ちたエネルギーをお部屋ごとに感じることができ、元気や癒しをもらえます!!。
少しだけ手を加え、フラワーデザインしてみましょう!!
上記の②の状態から、マムをとりだしたことで、ユリとなでしこの間に空間が生まれました。
大きなお花のまわりに大きな空間があると、花がのびのびと際立ってみえるだけでなく、つぼみが咲く空間もとれますので理にかなっています。また、こうすることでユリもなでしこも引立てあえますので、これだけでもフラワーデザインしたことになります。
とりだしたマムは、ガラスの瓶に挿しました。下記でマムの挿し方を紹介しています。
1本のマムだけでも可愛らしくフラワーデザインできます!!。
左端の写真のように、黄色のところでカットして、2本にします。
左側のきれいで大きなお花が正面あたりにみえるように挿し(*フォーカルポイントにします)、残りの長いマムをできるだけ真っすぐに挿すとキリっとスッキリしたデザインに仕上がります。
*フォーカルポイントとは、フラワーアレンジメントの作品のなかで主役になるお花を中心部分に配し、目をひくようにすることを意味します。
こちらは、1本のなでしこでフラワーデザイン(花あしらい)してみました!!。
上記のマムのように、1本のなでしこを黄色のところでカットして、2本にしてから、左側のきれいで大きなお花が、正面あたりに見えるように挿して仕上げます。
いよいよ、スーパーのお花の束でフラワーアレンジメントしてみましょう。
- まずは、フォーカルポイントになるユリと添えるマムの配置を決めます。ユリの花は、2輪の花のほかにつぼみも2輪あるので、その部分に空間をあけることを考えながら、中心よりやや左奥に挿します。
- それから、大きくてきれいなマムを下方に配置してデザインに安定感をだしていきます。
- あとは、空いている空間になでしこと残りのマムを挿しますが、このとき、小さな花やつぼみもしっかり後ろの方に挿すことで、奥行きのある作品になり立体感が生まれます。
- マムもなでしこも、上記の作品をつくるときにカットしたそのままの形で挿しています。こうすることで自然でありながら、まとまりのある基本的なアレンジメントに仕上がります。
ベースに吸水性スポンジをつかいました。
すべてのお花を吸水性スポンジの中心に向かって挿すようにすることがアレンジメントの基本となります。
茎についている葉っぱもそのままにして挿すことで、葉物をつかわずにベースとなる吸水性スポンジをカバーすることができます。
ここでお花を買ったあとに、気をつけるポイントをお伝えいたします。
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お花が傷つかないようにできるだけやさしくお持ち帰りください。上記のユリの花びらに傷があるのは、花束を持って帰る際に2回も自転車から落としてしまい、ゆりの花びらを傷つけてしまいました💦。
- 家に持ち帰ったら、水のなかで茎の下を少しカットして、たっぷり水を吸わせてください。夏場は、花持ちが悪いので、できるだけ冷たいお水の方がよいでしょう。
お花を器に挿すときは、器をきれいに洗い、水に挿す部分の葉っぱをすべて取りのぞき、茎だけにすることで細菌の繁殖をおさえ花を長持ちさせることができます。
1輪のユリがメインになって際立つようにリメイク・・
9日後には、上記のユリの2輪が咲き終わり、つぼみの1輪がきれいに咲きました。
ちょうど我が家の白山吹がきれいな新芽をだしていたので、涼やかさを感じられるようにそえてみました。
ここでのポイントは、マムとなでしこを少しだけ短くカットして控めにすることで、ユリが際立ち、白山吹の黄緑もすっきり明るく見えます。
残ったお花でプリティに・・
30度以上を超える夏日となり、ユリが2日後には散ってしまいました。それで、元気なお花だけ残して、ナチュラルで可愛らしいアレンジにしてみました。
紙コップの上部をカットして、口の部分を重ねると紙コップで小さな器ができあがります。
これは、ただ器に挿しいれているだけのアレンンジですが、上手にお花の配置ができない場合は、吸水性スポンジを紙コップのなかに入れるとアレンジしやすくなります。
夏場はお花の持ちが悪くなるので、こまめに水をかえ、切り戻しながら小さくなっても、できるだけ長くお花を楽しみたいと思っています。
*最初にお話ししたお花選びのポイントとしてたいせつにしてほしいのは、自分の『直感』を信じることです。
目に飛び込んできたお花やどうしても目がいってしまうお花は、今のあなたが必要としている色であったり形であったり香りをしていて、あなたに『必要なエネルギー』をあたえてくれるお花となります。
『直感』で選んだお花は、あなたにとって良質なエネルギーを補充してくれますので、是非、そんなお花を暮らしのなかにとりいれ、うるおいと癒しを『チャージ』していただきたいと思います💖。
🌸1本のマムから10作品のフラワーデザインを制作する過程もあわせてご覧ください!!。