スーパーで購入したたった1本のマム212円(税込み)で、10作品のフラワーデザインを紹介しています。
まずは、1本のマムをAとBの2つのパーツに分けます。
Aのパーツをアレンジしてみましょう!!。
マムの直径は、約8~9cmあります。マムとはいえ大きなお花なので玄関に飾っても見劣りしません。
最初に、我が家の白山吹の新芽をそえてみました。
このままでもスッキリしていて素敵ですが、このあと少しづつパーツをたしていきます。
こんなふうにパーツをたしていくと完成に近づきます。
ただし、たし過ぎにご注意ください!!。むしろ、控えめにいれることですっきりしたデザインになります。
上記のDのパーツでアレンジしてみましょう!!。
主になる枝まっすぐ挿し、はらった枝の1本を手前ともう1本を左わきに挿しました。
できるだけ、花をカットせず自然なままの姿を残して挿すことで、ナチュラルな雰囲気になります。
このままでもスッキリしていて素敵ですが、このあと少しづつパーツをたしていきます。
我が家のドクダミの葉っぱをたしてみました。
ドクダミの葉っぱの動きとほんの少しの赤がはいることで、元気がもらえるデザインになります。
さらに、茎を少し短くしてガラスの器に挿すと、よりアクティブで涼やかになりました。
ドクダミの代わりに白山吹の葉っぱをたしてみると・・
白山吹となじむように少しだけマムを短くして段差を小さくすることで、上記の自然感あるデザインからアレンジメント感のあるデザインにすることができます。
また、器を磁器にすることでモダンな雰囲気にもなりました。
同じマムでも、葉物を変えたり、器を変えたり、花の段差を変えることで、色んなデザインを楽しむことができます。
上記のDのパーツをさらにカットして、パラレル風なデザインにしてみました。
同じ花材・同じ器でも、少しだけ挿し方を変えるとこんな感じになります。
パラレルとは、お花を並行に挿す技法です。
ここでは、すべてのお花を並行にしてないので、パラレル風としました。
- おおらかな感じの方は、お花も葉っぱも程よい空間をあけて伸びやかに挿してます。
- 植生的な感じの方は、花や葉っぱを程よくグルーピング(集めて)挿すことで地面から生えているように挿しています。
『こども』が挿したように見えますが、これもフラワーデザインのひつのスタイルです。どちらも、あまり難しく考えず、上記のポイントをふまえたうえで気楽に挿すと楽しくなります。
上記と同じ花材で仏様用のお花をアレンジしてみました。
いかかでしたか?
1本のマムから10作品のフラワーデザインができるまでの過程を紹介しましたが、最終的には、以下の2作品になりました。
すべての作品において、花どめ(吸水性スポンジ・剣山・ワイヤー)を使用せず、そのまま器に挿していますので、気軽にお花を楽しむことができます。
こんなふうに、ひとつの花材でも『感性』のおもむくままに、いくとおりものお花をデザインすることができます。
休日などにゆったりした気分でお花を楽しんでみてはいかがでしょうか・・。
お花と触れあうひとときは、こころに潤いをもたらしてくれることでしょう💖。
生花は生気をもらえますので、お部屋にあると、ご自分だけでなくまわりの人たちにも癒しと和みをあたえてくれます💞。